2018/02/25
ひさびさ、カーリングのこと
バンクーバー冬季オリンピックのときに、こういう記事を書いてから日本女子チーム(チーム青森)が失速してしまったので
今回は、カーリングの全日程が終了してから書くことにしました。
カーリングのショット成功率が毎日新聞サイトに出ていたので、それをまとめてみました。
吉田(夕)選手はリードのポジション上、置きに行くドローショットが多いのは当然。
セカンドの鈴木選手、サードの吉田(知)選手は、前局面の状況によってストーンをはじきに行くテイクショットがどの程度必要となってくるかは異なるのだろうと思います。
スキップの藤澤選手(ネットでの資料上は「藤沢」になっていることが多いのですが)は、もう少しテイクショットの比率が高いのかと思っていたのですが、ドローショットの方が高いゲームが多くなっていました。
本来は、たぶん小笠原歩選手などと同様、攻撃的な作戦を選択するスキップ、というイメージだったのですが、なかなか主導権が取れず、不利な先行で(相手にとって)難しい局面を残すためにドローを放ったり、逆に相手が残した難しい局面から何とか1点だけでも確保しにいったりという防御的なドローが多かったのかもしれません。
最終エンドで、相手スキップの最終投でのミスを誘って辛勝というゲームもありました。
まだ若いけど、老獪な、別の言い方をすれば苦心のテクニックといえるのかもしれません。
三位決定戦も、英国のミュアヘッド選手(彼女も藤澤さんの少し上ぐらいの若さですが、実は最初のリンク先の記事の相手チームで、かなりの国際戦歴があります)のミスを誘って何とか勝ちました。
ミュアヘッド選手も、まず間違いなく攻撃的なスキップで、最終投が成功していたら(好調なら成功していたと思います)彼女たちが銅メダルでした。
ということで、印象的なショットはドローが多いのですが、テイク系のショットで記憶に残ったOAR戦の画像を加工して貼っておきます。
中心から見て2時の方向にある黄色(日本のストーン)に薄く当て、赤(OAR)のNo.1ストーンをはじき出し、
黄色でNo.1~3ストーンを確保したテイクショットです。
側面に薄く当ててほぼ真横に動かす、というのがとんでもない精度だと感心しました。
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